城島!

さてそんな快進撃に一気に水をかけるような日刊スポーツの一面見出し。「城島メジャー」!? 何故こんな時期に....とよくよく見ると、どうやら「FA国内移籍を否定」→「残留かメジャーの二択」という話らしい。見出しも下のほうに「30億残留」とか書いてあった。
我々庶民感覚は別にして、バティスタに15億出せるなら城島に30億は安いもんでしょ。ここは孫オーナーも太っ腹なところを見せてもらいたいもんだ。
実際問題、城島がメジャーで成功できるのか? という疑問はある。もちろん城島が打者としてはまぎれもなく一流であり、キャッチャーとしても(古田衰えた今)12球団ナンバーワンである、ということは疑いのない事実だと思う。
しかしキャッチャーという職業柄、どうしても立ちはだかるのが「言葉の壁」じゃなかろうか。それは日本球界の歴史をひも解いても外国人キャッチャーがほとんどいない、ということからもわかる。草創期のハリスや、高英傑の専用キャッチャーだった李来発を別とすれば、あとはディアスがちょっとだけマスクをかぶった程度。フォーリンドリーマーズのマスクをなぜか里崎がかぶったぐらいだ。
マリナーズの長谷川なみの英語力があればともかく、そういう純然たる野球の才能以外の面で、城島のメジャー挑戦には困難があるのではないだろうか。キャッチャーをやめて一塁や外野に転向すれば別だけど。