青年期の終わり

私の中学時代の恩師は当時30代前半だったのだが、常々「人間35歳までは青年だ」と口にしていらっしゃった。当時10代半ばだった自分にとっては何ら現実的な話ではなかったが、その話が事実だとすれば私もいよいよ青年期の終わりに差し掛かってしまった。確か私が中学を卒業してから何年か経ったある正月にいただいた年賀状で「僕はまだ青年だが、君はもう少年ではないね」という一言があったのが印象に残っている。おそらくその年がその先生にとっての青年期の終わりの年だったんだろう。青年が終わると次は何になるのか、その時には気にも留めなかったが.....。来年の年賀状ででもお聞きすることにしよう。しかし今気づいたがその先生とはもう20通にわたる年賀状(欠礼状の年もあったが)を交換していることになるんだなぁ。そう思うとやはり自分も長く生きてきたということか。