プー的チャイナビ その2〜ホテルは王府井

ということで北京に行くということが決まり具体的なツアーの検討に入る。ネットでいろいろ検索していると、一部のツアーでは9月14日出発というのが他の出発日より安くなっている。何故だ? といろいろ調べてみたが結局原因はわからずじまい。その過程で知ったのだが、9月15日は中秋節という中国の祝日に当たるそうだ。もしかして店や交通機関が休みだったら困るな....ということで、妻の中国語のレッスンの時にそのへんの事情を先生に聞いてもらった上でツアーを選ぶことにした。ついでに軽い喘息持ちのプーのために北京の大気事情なんかも聞いてもらうことに。
などとぐずぐずしているうちに、別の大手旅行社から「旅のアウトレット」なるツアーが発表された。直前になって埋まらないツアーを安く売り切ろう、ということなんだろうが、我々にとっては渡りに船だ。宿や飛行機を選ばなければ4万円を切るものすらある。
中でも魅力的に映ったのは「1日がツアー観光、1日がフリー」というツアーで3泊4日で3万円台前半というもの。安い! しかしよく見てみるとツアーの日は万里の長城と明の十三陵だか何だかの観光で、8時ホテル出発・20時ホテル到着となっている。気まぐれプーを12時間を拘束するのはさすがに辛い(プーにとっても我々にとっても)と思われたのでこれは泣く泣く断念することにした。しかし完全フリーよりも1日観光つきのプランのほうが安いというのは不思議なもんだ*1万里の長城はバスでも鉄道でも行けるようだし、自力でなんとかなるだろう(ちなみに万里の長城に行ける列車が1日1本しかないことはこの後知った)。
ということでフリーツアーから選ぶ。安いツアーだけあって大概は夜に北京着、朝に北京発となっている。まぁ仕方が無い。とはいえそうなると実質2日しか観光に充てられないのでホテルはなるべく交通至便のところを選びたいところだ。また中国に何度も行っている友人(といってももっぱら西域のほうが中心だが)の旅行記を読んでいると、中国のホテルで空調やらシャワーやらでいろいろ苦労した経緯が綴られていた。私や妻はともかくプーが体調を崩したら大変なので、多少なりとも信用が置けるホテルから選ぶことにしたい。といっても日本の大手旅行者が扱うホテルならたいがい大丈夫だろうが、一応大事を取りたいところだ。
そんな条件と予算を天秤にかけつつ白羽の矢が立ったのが「王府井大飯店」という五つ星ホテルに宿泊、航空会社はJALかANAのいずれか、という3泊4日のフリープラン。強行軍なので帰国後1日休めるように調整し、9月12日(金)出発のプランにすることにした。当初の予定よりも1人あたま1.3ユキチほど値が張るが、まぁ仕方の無い範囲だろう。ということで妻の先生からの情報*2を踏まえて土日のうちに検討を終え、せめて少しでも安く上げるべく、ツアー料金が5%引きになる生協の旅行センターに月曜日の昼休みに駆け込んだところ無事予約に成功。既に出発まで3週間を切っていたので取消し等はキャンセル料がかかる時期だったが、まぁ問題ないだろう。
ということで無事ツアーを確保。さあいよいよ見物先の検討だ! まずはネットで宿情報を確認してみた。ホテルの設備欄を見てみると....「バスタブ」に「×」がついている。えー!? 中国のホテルってシャワーしかないのか....?

*1:まあ、おそらくは観光ツアーで連れて行かれる土産物屋とか食事処とかからのキックバックがあるんだろうとは思うんだけど。

*2:中秋節といっても別に店が休みになったりすることはないらしい。道が多少混んだりはするそうだが....。