バイキング三昧

先日の横浜での暴飲暴食の記憶も覚めやらぬ中、またも家族でバイキングに出かけた。主目的は「妻が子供の頃にお世話になった児童館の先生に会いに行く」というもので、高速道路で一路高輪へ。当初はウィング高輪にでも行こうと思っていたが駐車場が満車だったので思い切って新高輪プリンスへ。地下の駐車場に行くといきなり高級車だらけでびびる。借り物のスカイラインだったから見劣りしなかったが、スプリンターだったらやや肩身が狭かったかも(←人間が小さい)。
家族3人で新高輪プリンスを闊歩しつつバイキングへ。ここはどうやら月替わりで世界各地の食べ物を特集しているようで、8月はハワイアンフェアとのこと。ロコモコ、マヒマヒといったメジャーどころからオパカパカとかいう聞いたこともないものまで、どれも美味しい。ところがプーはあまりお気に召さなかったのかそれとも食欲がないのかあまり食べない。贅沢な....。結局プー用の料理が皿にずいぶん残った状態でプーは例によって運動会を始めてしまい、バイキングで残すのはご法度かと思いプーの食べ残しは私が平らげることになった。うー満腹だ。しかしデザートは食う。残念ながらメロンはなかったがプリンやケーキが美味いのなんの。すっかり満腹でレストランを後にした。
その後、本来の目的である児童館へ。行ってみると既に妻の児童館時代の友人S嬢が見えていたのでご挨拶。私は子供時代に児童館というものに通っていなかったのでどんなところか興味があったが、行ってみて驚いた。絵本とか漫画とか児童書とかがこれでもかとばかりに並んでいる。すごい....。自分が子供の頃に近所にこんなのがあったらきっと毎日入り浸ったに違いない。意外にも大人向けの本もあるし、私が子供の頃大好きだった「旅の絵本」とかも置いてあって、いま自分が一人で放りこまれても十分楽しめそうだ。うちの妻は漫画とか児童書とかにやけに詳しいんだが、こういう背景があったのかと納得がいった。
プーはというとやはり大はしゃぎ。もっとも漫画や絵本ではなくプラレールとか音の出るおもちゃとかに夢中だ。よその子が遊んでいるおもちゃをとりあげようとするのでひやひやだが....。
その後別室に移動すると、ここでは「付属のペンで絵が書けるけどレバーをスライドすると消えるおもちゃ」(あれの名前は何ていうんだろう?)を発見! これも子供の頃欲しかったんだよな〜。買ってもらえなかったけど。最近いたずら書きに目覚めたプーも喜んでペンでいろいろ書いたり遊んでいる。
そのうちそれも飽きたようでうろうろしはじめ、他の家族連れが遊んでいたサッカーゲームに興味を示し始めた。選手が何人かバーに串刺しになっていて、バーを回して選手を回転させるやつだ。台が開いたので私と妻とプーと3人でさっそく挑戦してみた。本当は1チーム2人で遊ぶところなので、プーにFWとMFを適当に動かしてもらい、私はDFとGKを担当することに。妻は1人で全ポジション。当然おたがいに上手には行かないがそれでもそれなりに点が入って一喜一憂だ。後に児童館の先生が妻に「昔と同じように熱くなっていて見ていて面白かった」といったことを言っていたが、たぶん私も同じくらい熱くなっていた(笑)。ゴールが決まるとプーはきちんと拍手していた。これはサッカーの素質があるのか?(←親ばか*1
結局児童館には2時間以上いただろうか? 妻とS嬢はひたすら「懐かしい」を繰り返していて満足そうだ。残念ながらあと数年で建て替えることが決まっているそうで、昔の面影が残っているうちに遊びに来られてよかったのではないだろうか。
私も、妻の話にしょっちゅう登場する児童館をこの目で見ることができて嬉しかった。おそらくは妻の今の人格形成に大きく影響し、素敵な人間に育んでくれたこの児童館に心からの感謝の念を抱きつつ帰途についた。

*1:よく考えたら、これではあったとしてもサポーターの素質だろう。