プー的チャイナビ その1〜Go Go Beijing!

ということで北京旅行記。せっかくなのでカテゴリーを独立させることにした。
よく考えたら一昨年のグアム旅行記が完結していないのでもしかしたら我々一家がまだグアムにいると思っている方もいらっしゃるかもしれないが(そんなわけないか)、当然グアムからは無事に帰ってきている。続きをいつ書くかは未定。楽しみにしていた方すみません。
さて北京。そもそもなぜこの時期に北京に行くことになったのか?という話から。
私の職場はサービス業ということもあって、いわゆる一斉の「夏休み」というものが存在しない。そのかわりに7月から9月の間のどこかで計6日間の休暇がとれる、という仕組みになっている。もちろん業務の繁忙状況によっては消化しきれないこともあるんだが、幸いここ数年はなんとか無事休めている。
で、8月に休みをとってもどこに行っても混んでいるし、家にいても冷房代が嵩むし....ということでここ数年は9月に入ってから休みを取って近場に旅行、というのが恒例だった*1
今年もその例に漏れず9月にどこかに出かけようという話になり、7月あたりから行き先の検討を始めていた。折しも妻が今年から中国語の勉強を始めていたこともあり、また妻にとっての「聖地」が河北省の石家荘という町にあるのでまずは石家荘行きを検討したものの、さすがにそんなところに行くツアーは無い。ならば北京行きのフリープランでそこから足を伸ばすか、オリンピックが終わって安くなっているに違いない、などと考えて調べてみたが、ある程度名の通った旅行会社だと燃油サーチャージ抜きでも1人10万円くらいするようなのでさすがに断念し、「今年も横浜でも行くかね〜」などと一気にダウンサイジングすることになった。
近場ならそんなに急ぐことも無い。ということでじゃらんだの何だのを何冊か買ったものの、特に予約を入れるでもなくのんべんだらりと8月に突入した。
8月に入り、オリンピックが始まる。前にも書いたプーの国旗好きはいよいよ病膏肓に入っており、既に国連加盟国の国旗は全て覚えている始末。そして街中で国旗を見かけるたびにそちらに寄っていって「イギリスー!」「イタリアー!」などと叫んでいた。そんなプーにとってこの上ない番組がオリンピックの開会式だ。204にもわたる国と地域が旗を掲げて入場する入場行進はプーの心を捉えた。あんな2時間以上にわたる開会式のDVDをプーは何度繰り返し見たことか(もちろん私や妻も何度も付き合わされた)。そして肝心の競技も、選手紹介と共に小さい旗の映像が出るのが嬉しいようで水泳だの陸上だの片っ端から見ていた。水泳の放送を見ては畳の上で泳ぎ、陸上の放送を見ては部屋の中で駆け回り、もしこれでプーが将来オリンピック選手にでもなったら「3歳のときに初めて見た北京オリンピックに夢中になった」などと生い立ちが紹介されることは間違いないくらいだ*2。そして「オリンピック」というものの存在を認識したプーは「北京オリンピックいきたいね〜」などと口にするようになった(我々が言うレベルの「オリンピックに行きたい」という意味なのか、トップアスリートが言うところの「オリンピックに行きたい」という意味なのかは不明)。
その一方で、今回の中国行きを一度は諦めたはずの妻も「石家荘には行かなくてもいいから、北京だけでもやっぱり行きたい」とのこと。8月中旬になってある程度9月の日程も埋まり始め、私も妻も長く休めるのは敬老の日の3連休前後しかないという状況になった頃にもう一度ネットで北京へのツアーを調べてみた。プーの体力や気分を考えるとツアーで一日拘束されるのはしんどかろう、ということでフリープランに絞り、ある程度大手の旅行会社からピックアップすることにした。すると直前で安いツアーが出始めたようで、聞いたことの無いような会社だと3万円台から出てくる。そして関西大手私鉄系の旅行会社で3泊4日で5万円を切るプランが見つかった(サーチャージ別)。本当はこの夏のボーナスでノートパソコンを買い換えたかったのだが諸事情により見送っていたので、その予算を回せばこの程度なら何とかなりそうだ。
ということで9月の3連休前後に北京に行く、という方針が決定。妻の中国語習得の目標と、プーの北京オリンピックへの憧れを乗せて浪漫飛行へIN THE SKYだ!
....ということでちっとも「旅行記」らしくならないまま以下次号。

*1:昨年は木更津と横浜、一昨年は鴨川というように。

*2:たぶんならないだろうが....。近々保育所の運動会があるので、運動適性を見極めることにしよう。