プー的チャイナビ その5〜あんなとこいいな 行けたらいいな

ということでパラリンピックのチケットが無事確保できたので旅程をもう一度検討してみることにした。さすがに中国四千年とはいわないがそれなりの歴史のある都市だけあって、行きたいところは山ほどある。万里の長城、明の十三陵、頤和園円明園、楼桑村....。
まず初日は夜に北京到着なのでホテルに移動したらもう風呂入って寝るしかない。いや、風呂は無いらしいがシャワーを浴びて寝るしかない。そして最終日は朝に北京発なのでこれも起きてその足で空港に行くしかない。とすれば事実上動けるのは2日間だけだ。
そしてチケットを確保していただいた5人制サッカーは9時から14時。もちろんそんなに長時間にわたってプーが耐えられるわけもなく、その時間帯に3試合行われるらしいのでどれか1試合を見るだけだろう。ただせっかくオリンピック公園に行くのだから鳥の巣あたりを見て回りたいものだ。ということで2日目のうち半日はオリンピック公園近辺で過ごすことにした。
そうすると2日目はもう遠出はできない。幸いにしてホテルが王府井の近くなので、2日目の午後は王府井をぶらぶらしたりちょっと足を伸ばして北京市内の見所をいくつか巡る、という行き当たりばったりの計画(というほどのものではないが)にしてみた。
妻の希望としてはどうしても故宮には行きたいとのこと。故宮はその気で見て回れば1日かけても回りきれないようなので、3日目は基本的に故宮近辺に行くことにした。そして京劇か雑技のどちらか(できれば両方)は見たいとのことなので、2日目の夜には京劇or雑技鑑賞、ということで落ち着いた。3日目はプーのことを考えると実際にまる1日故宮というわけにはいかないだろうが、市内にいくらでも見所はある。動物園まで足を伸ばしてパンダでも見るか....。
さて、そうなってくるとどう頑張っても不可能なのが万里の長城だ。バスで片道2時間くらいかかるらしいので最低半日、できれば1日は確保したいところだがもうスケジュールは一杯。まぁ、万里の長城は今まで1000年以上もあったわけだし、今後も1000年以上はあるだろうからまた次の機会に来ればいい。それよりも今しか見られないパラリンピックを優先しよう、ということで衆議一決(といってもプーに議決権はないが)、かくして「北京に行くのに万里の長城を見ないツアー」が決定した。
ところでパラリンピックの5人制サッカーって誰が出るんだろう? と思って調べてみると、どうやら日本は出ていない様子。パラリンピック全19競技のうち日本が出ないのは2つだけだというのに、よりによってそれに当たるとは(笑)。まぁ、それはそれで面白いだろう。どちらかに肩入れせずに純粋に観戦するのもまたいいもんだ。当日の対戦カードは第1試合が中国対スペイン、第2試合がドイツ対ブラジル、第3試合がアルゼンチン対韓国。なんと、ドイツ対ブラジルという2002年ワールドカップ決勝の再戦がこんなところで見られるとは....。*1

*1:と今の今まで信じていたが、よく調べてみると第2試合はイギリス対ブラジルだった。「GBR」と「GER」を勘違いしていたということ。サッカーで「GBR」なんて見ることがめったに無いとはいえ、お恥ずかしい限り....。