プー的チャイナビ その6〜それとこっそり不安の旅支度

今回の旅行は3泊4日の小旅行であり、行き先も巨大都市北京ということでそれほど事前に準備するものがあるわけではなかった。
そういえば書いていなかったがチケットを確保してくださったスティーブン氏はその日一緒に観戦してくださるとのこと。ということで、当日北京で待ち合わせてチケットを受け取るということになった。まだお会いしたことのない人と異国の地で待ち合わせというのは初めてだ。そんなわけでお礼も兼ねて日本土産をお渡ししよう、ということになった。
例によって妻の中国語の先生に「日本から中国に持っていって喜ばれるものは何か?」というリサーチをしてみたところ、「中国では日本の磁気ネックレスが大流行しています。とても喜ばれると思います」とのこと。磁気ネックレス? もっと日本の伝統工芸品とかそういうものを想定してたんだが、磁気ネックレスとは....。聞くところによれば高橋尚子モデルがいちばんの人気だそうだ。ということで早速近所の百貨店のスポーツ用品コーナーに行ってみる。たしかに磁気ネックレスがいろいろ置いてあり、まぁそれなりにリーズナブルな値段だ。しかし、本当にこれでいいのか....?と妻と顔を見合わせる。いちおう日本の伝統工芸品のようなものも見てみよう、ということでいろいろ物色したが、よく考えたら日本の文化って少なからず中国の影響を受けているわけで、同じようなものが中国にも普通にあるのかもしれない、と思うとなかなかこれは!というものが見当たらない。ということでこの件についてはとりあえず保留。出発までにもう一度中国語のレッスンの日があるので、スティーブン氏には小さいお子様がいることを踏まえ、「子供向けのお土産として何が喜ばれるか」をリサーチしてもらうことにした。
準備らしい準備はそれくらい。あとはたまたま行った東急ハンズで小旗を見つけ、プーが欲しがったので応援用にブラジルのものを購入したのと、オリンピック閉幕に伴い一斉に書店店頭から姿を消した「北京オリンピック観戦ガイドブック」をアマゾンで取り寄せたくらいか。あ、あともちろん妻のパスポート取得というのはあったが。
妻のパスポートのコピーを旅行代理店に持っていくと、仮の旅程表が届いたとのこと。見てみると飛行機がJAL便に決まったようだ。私は実はANAには乗ったことがなく、JALの機内で提供される飲み物「スカイメイト」が大好きなのでちょっと嬉しい。その代わりといっては何だが、もうひとつの候補だったANA便に比べると出発便が約1時間遅く、帰国便が約5分早いフライトになっている。帰国はまぁ大差ないが、出発が遅いとなるとこりゃ本当に初日は行くだけになりそうだ。あわよくば王府井の夜市でも流そうと思っていたんだが....。