うちの王子ラスベガスに行く その9

1日ずらしたとはいえ5連休の只中とあって機内はほぼ満席だ。東洋人と欧米人は半々くらいか? そしてマスクをしている人が多い(特に東洋系の人)。ウィルス対策かそれとも機内の乾燥対策なのか....。
座席には毛布(ジバンシィ)とポーチ。ポーチをあけてみると機内用の靴下(これもジバンシィ)と使い捨て歯ブラシが入っている。以前フロリダに行ったときに歯ブラシを現地で調達できず*1、結局ホテルのディズニーストアでキャラクターつきの歯ブラシを買う羽目になったので今回は事前に旅行用の歯ブラシを購入しておいたのだが、こんなところに用意されていようとは。
飛行機がゆっくりと動き出す。まだ暑さが残っているとはいえ9月も半ば過ぎとあってもう外は真っ暗。妻とプーを隔てた窓越しに空港の灯りを見ているうちに飛行機は長い誘導路を通り、いよいよ離陸だ。以前はこの離陸の感覚がどうも苦手だったが、さすがに何度も乗っているうちにあまり気にならなくなってきた(科学技術が向上して乗り心地が良くなったのかもしれないが)。プーもすっかり慣れたもので、全くおびえることも無い。ありがたいことだ。
水平飛行に入りシートベルト着用のランプが消えると、いよいよプーのお楽しみ、ゲームの時間。思惑通り座席には個別のモニターが付いていて、映画、音楽、ゲームと多彩なメニューが用意されている。まず「ポケモン」というのを見つけて飛びついた。おそらくは画面でピカチュウやらアルセウスやらが動き回るアクションゲームを想像していたのだろうが、残念ながらゲームボーイのRPGらしく、画像は白黒で粗く、さらに会話も全て英語ときた。当然できるわけもなくあっさり諦める。その後はシューティング系とかブロック崩しとかをぼちぼちやっている。あまり操作の勝手が良くないようでしょっちゅうメニュー画面に戻ってしまいそのたびに手がかかるが、まぁ当分機内では退屈しないで過ごしてくれそうだ。
機内食もさすがのSQだけあって美味しい。ボリュームも満点だ。プーは少なからず残してしまったので残りは私が平らげ、早くも満腹。フロリダやグアムで食いすぎた記憶から今回の旅行では「腹八分目」を心がけていたのだが....。食後は妻がイラストロジックに取り組んでいるのを横目に私は入国書類を書きつつのんびり音楽鑑賞。徳永英明やチューリップなどを聴いているうちにプーはどうやらうとうとしはじめたようだ。ブラインドの隙間からはまだ外の光が入ってくるが、手元の時計では22時を回っており、さすがにもう寝る時間か。3人がけのシートに横にして毛布を掛けてやる。長時間のフライトで大丈夫が心配したが、今のところ大人しくしてくれているようだ。
プーも寝てしまったので私と妻も明日に備えて寝ることにする。といってもそんなに熟睡できるわけもないが....。

*1:アメリカのホテルには大概備え付けられていないのだが、当時はそんなことは知らなかった。