土曜日のプー

この日は昼から妻は仕事、私はマンションの理事会の役員決めで2人ともお出かけ。仕事にプーを連れて行くわけにはいかないので私がプーを連れて行くことになった。いつも車で出かけるときは妻が後部座席にいるのでプーに何かあったらすぐに気づくんだが、私とプーの2人だけだとプーの様子が見えないので不安で仕方がない。アーとかウーとか声が聞こえたり、あるいは日よけのビニールをいじる音がしているうちはいいんだが、静かになられると心配になってしまう。たいがい寝ているだけ、ってことが多いんだけど。
なんとか理事会の会議の会場にたどり着き、最初はベビーカーに寝かしていたんだがすぐにぐずりだしたので結局ずっと抱っこしながら会議に参加することになった。それでも容赦なく泣き出すので立ち上がってあやしたり。マナー悪くてすいません。プーを起こさないようにと思ってロクに発言もせずにおとなしくしていたが、会場にいた係員が咳をするたびに寝ていたプーがビクッとして目を覚ましてしまうのには参った。咳するな、とも言えないし(だいたい子供を連れてくるほうが悪い、といわれればそれまでだけど。でもこっちの都合も考慮せずに勝手に日にちを指定されたんだからそれくらい勘弁してほしい)。
結局会議自体は1時間半くらいで終わり車で帰宅。車内ではおとなしかったが帰宅後に泣き出した。風呂に入れても泣き止まず、ミルクをあげようと思ったが妻から「もうすぐ帰る」メールが来ていたので帰るのを待つことしたんだが、その間もボルテージはあがるばかり。この時間がどれほど長く感じられたことか....。しかもこんなときに限って電話とかかかってくるし(そういうときはつい応対がつっけんどんになってしまってちょっと反省)。しかし妻が帰ってきて顔を見たとたんに泣き止んだ。へこむ父親。
翌朝は妻が朝早いのでこの日は早く寝ることしたが、「隣の部屋で寝ていても結局私のほうが先に目を覚ます」という妻の一言で、私はこの日は隣の部屋に寝ることになった。私はそんなに鈍感なんだろうか。たぶんそうなんだろうな。