温泉へゆこう その3

昼にバイキングを食べたせいかなかなかおなかがすかないので、今度は妻が風呂に入ることになった。その間に私とプーはキッズコーナーへ。「子連れ向け」を売りにしているだけあって、ここはレストランにキッズコーナーが併設されている。しかもそれがけっこう広く、設備も充実している(すべり台だけで3つあったり....)。折りしもレストランがかなり混雑していてキッズコーナーも大盛況だ。プーが目を輝かせてはしゃぎ回る。最近のプーはすべり台が大好きで、すべり口のほうからよじ登っては滑り降りて遊んでいる。その他マクドナルド風のおもちゃとか、動物のぬいぐるみとか片っ端から遊び倒す。そのうちに妻が風呂から上がって戻ってきたのでいったん部屋に戻ろうとするがプーはよほど楽しいのか激しく抵抗する。それでもなんとか抱えて部屋に戻り、身支度を整えてから夕食に。
ここの夕食はバイキングとなっていて、さすが海が近いだけあって刺身だの寿司だの海鮮マリネなど、普通のホテルバイキングとはちょっと違うラインナップだ。そして子供が好きそうな唐揚げとかハンバーグとかも並ぶ。私も妻もそういう子供っぽい料理が大好きなので(笑)大はしゃぎだ。
しかし、直前にキッズコーナーで遊んだ記憶が残っているのか、レストランに着くや否やプーはキッズコーナーに直行。私と妻が代わる代わる追いかけて席に座らせて食べさせようとするが一向に落ち着かず、とにかくキッズコーナーに向かって走っていく。連れ戻してもまたキッズコーナーに。これの繰り返しで結局プーはほとんど食べずじまい。私と妻も大急ぎでいろいろ食べたが全く落ち着かない食事だった....。
まだまだ遊び足りなそうなプーを半ば無理やり部屋に連れ去ってしばらくするとプーはどうやらもうおねむの様子。敷いてもらった布団の中央で堂々と寝息を立て始めた。とりあえず大丈夫そうなのでプーを妻に任せて私は再び大浴場に。時間がよかったのか誰もいない。貸切状態でようやくのんびりして一日の疲れを癒した。そして部屋に戻るがプーはよほど疲れていたのか一度も起きなかった様子。我々も疲れていたようで、波の音を聞きながら眠りについた。以下次号。