はじめての海外旅行 その9

食事時をすぎているということもあってフードコートはそれほど混雑していない。それをいいことにプーはとにかく走り回る。まぁプーが走っていても私が歩くスピードで十分追いつけるのでそんなにしんどいわけではないが、それにしても大した体力だ。しばらくして妻が戻ってきたのでようやくプーの運動会も終わり、3人でいろいろと見て歩くことにした。妻が気に入ったシャツがあるとのことで買物をし、また歩いているうちにモール中央の広場にたどり着く。階段大好きのプーは例によって階段を上がったり下がったり。私もまたつき合わされる。しかし何往復目かが終わったとき、広場の一角に「ミモ」とかいう巨大なボールのからくり遊びが展示されているのに気づいた。コンベアとかレールとかが複雑に組み合わせてあって、たくさんのボールがひたすら運動を続けるやつだ。船橋ららぽーとにも似たようなのがあるけれど、あれが2階まで吹き抜けになった高さまで広がっているようなもの。プーはこういうの好きそうだろうな〜と思ったら案の定、食い入るように見とれて動かない。これ幸いとばかりにプーを妻に任せ、モールの端にある「コールドストーンクリーマリー」へ。ららぽーとにもあるんだが残念ながら行ったことがなかったので、これがどこかで話題になったときに「ああ、グアムで食べたよ」とスネ夫並みの俗物な台詞をいわんがために(笑)何としてもここで食べておきたかったのだ*1。行ってみると何人か行列している。しかし全員が地元の人(もしくは欧米圏からの観光客)だ。英語でオリジナルの注文を出せれば格好いいんだが自分にできるはずもないので、壁に書いてある出来合いのメニューからモカ味のものに目を付ける。そして私の番が来て、私を日本人とみるや否や日本語のメニューを渡してきた。しかしここで日本語で頼むのも癪なので規定方針どおりモカ味を注文。サイズもちゃんと指定して「これで無事注文完了だ!」と安堵するのもつかの間、今度は「ワッフルをどうするか?」と聞いてきた。チョコレートワッフルにするか、単なるワッフルにするか、あるいはワッフルなし(カップに入れる)にするか、ということ。咄嗟に「チョコレートワッフル」と返事してしまった。おかげで値段が跳ね上がり7ドルなにがしという大出費に。日本でもこんなにしないよ....。出来上がったアイスを受け取って「ミモ」のところまで戻るとプーはまだボールの運動を見つめていた。妻の両親も合流しており、早速食べはじめる。しかしこれがでかい。いちばん小さいサイズを頼んだはずで、ディスプレイで大中小と並んでいるとそれほど大きいとは感じないんだが、単独で手元にあるとえらくでかい。しかもチョコワッフルまで付けてしまったのだがこのチョコがまた味がしつこい。口の中が甘ったるくなった。私と交代で妻も買いに行って同じくらいの大きさのものを買ってきたので必死で平らげる。しかしアイスの味のほうは非常にうまかった。またららぽーとに行く機会があったら食べ比べてみることにしよう。
プーはというとひたすらミモの運動を見ている。そしてプーよりちょっと大きいくらいの日本人の男の子も隣でミモをずっと見ている。ちょこんと並んだ姿が可愛いので妻が写真をとろうとしたがどういうわけかシャッターを切ろうとすると2人が離れてしまう。なかなかうまくいかないもんだ。
そうこうしているうちにもう夕方になりつつあったので、少しだけ土産物屋を物色してマイクロネシアモールに別れを告げる。帰り道は来たときとは違うトロリー型のバスだ。窓がないのでのんびり走るのかと思いきや、これがけっこうなスピードで走る。カーブも容赦なく曲がる。プーが落っこちないかと冷や汗ものだ*2。あっという間にホテルに到着。まだ多少時間に余裕があるので妻の両親と別れ、3人で通りの向かいのショッピングモールに行ってみることにした。ここのオレンジ色の手提げ袋を持った日本人をやたら見かけたのでよほど充実しているかと思ったんだが、半分以上はブランド品の服とか化粧品とか、別にグアムでなくても手に入りそうな店ばかりなのでちょっと残念。しかし土産物屋はかなり広いので、いざとなったらここでそれなりに揃いそうだ。気に入った土産をいくつか当たりをつけていったんホテルに戻った。以下次号。

*1:本当はららぽーとでも何度も行こうとしたんだが、混んでたり寒かったりプーがぐずったりとどうしても思うに任せなかったので。

*2:実際には妻がしっかり抱っこしてくれていたので心配ないんだろうけど。