永世名人杯

たまにはクイズ大会の話も書いてみよう。
今年のクイズ初め&復帰第2戦として去る日曜日に行われた永世名人杯に参加させていただいた。スタッフが少数とはいえ精鋭であり、進行も恙無く素晴らしい大会だったと思う。もっとも驚嘆したのは、決勝ラウンドに残った11人の出自が見事にばらけていたこと。大会をやるとどうしても問題傾向的に特定の(あるいは少数の)サークルのメンバーが上位を独占することが往々にしてあるのだが、この日は決してそのようなことはなく、大会のバランスの良さを感じさせた。スタッフのカリスマで幅広い参加者が集まっているという前提があるとはいえ、かねて気に留めていた*1「多様なクイズ嗜好者が一同に会して競う機会が少ない」ということへの一つの解答を見た気がする。このような大会がもっとあればクイズの世界もより活性化するんじゃないかな、などとも思った。*2
問題については「問題を聞いて答を聞いても何のことかわからない」というわけでもなく、かといって「誰でも知っていることを早押しのスピードで競う」類のものでもなく、実に面白い問題群だった。本当はこういう問題はいちばん得意のはずだったんだが....。
自分の結果としては惨憺たるもので、コース別で誤答を重ね、1問正解するのがやっとという体たらく。コース別については「右からきたもの」というタイトルに惹かれ、「ムーディ勝山が好き」という単純な理由で選んだのだが(笑)、結果的には今の自分に力勝負の激戦区を勝ち抜ける力はないということを思い知ることになった。ここまで存在を示せず早々にいなくなってしまったのは筆記落ちした2004年のイージオスカップ以来ではないだろうか? あのときの悔しさも忘れられず「二度とこんな思いはしたくない」と思って精進してきたつもりだったんだが、今回もそれに匹敵する不甲斐なさだ。全く成長していない。悔しがる資格すらないくらいの惨敗だった。さらに食事に行けば買ったばかりのシャツに食べこぼしの染みを作り、帰りにはMDの布ケースを紛失し、家に帰ったら子供が水疱瘡にかかっているという始末。大会の素晴らしさに反して自分の身にはろくなことが起こらなかった(笑)。
しょっちゅう大会に出ていた頃は「たまにはこんな日もあるか」という受け止め方もできたが、もうそんな身分でもないので、次に大会でそこそこの結果を出すまでこの不甲斐なさをひきずることになってしまう。こうなったら新幹線にでも乗ってクイズしに行こうかな....。
会場ではあまりご挨拶もできなかったので遅ればせながらこの場をお借りして、*3スタッフの皆さんお疲れさまでした。大いに楽しませていただきました。優勝されたYさんおめでとうございます。また何度も名人位に就いたKさんとOさんもさすがの強さでした。いまはお三方に大きく離されてしまっていますが、またいつか挑戦させてください。

*1:かといって自分が何らかの行動に出たことはないのだけれど。

*2:自分がやろうという考えには今のところ至っていないのが非常に心苦しいのだが....。

*3:自分のブログで「お借りして」というのも変な言い方だけど。