ドラえもん

ゴールデンウィークを前に仕事上の懸案事項が片付いたので、早く帰って珍しく「ドラえもん」を見てみた。今日は「異説クラブメンバーズバッジ」の話だが、原作に比べて地底人が実に可愛らしくなっており、しかも人語まで解するようになっている。プーも地底人一家を見て「パパとママとぼくみたいだね〜」などと言って喜んでおり、私もすっかり地底人に感情移入してしまったあたりで今日は終わり。どうやら前後篇で続きは来週らしい。
しかし、予告編を見ているうちに思い出したんだが、この話って(以下ややネタばれになりますが)確か地底人的にはかなりカタストロフな終わり方をしたんじゃなかったっけ....。言い換えれば、確かのび太ドラえもんは造物主として決してやってはいけない方法*1で問題を解決してしまったような気がする。原作を読んだときにはあまりそういう感情はなかったんだが、今回のアニメでは地底人たちは家族を形成し、そしてやがて村を作り、みな力を合わせて幸せに暮らしている姿が描かれている。そんな地底人たちを待ち受けている運命を思うと非常に沈んだ気持ちになってしまった。せっかくのゴールデンウィーク前夜だというのに....。
来週続きを見たくないような気もしてしまうのだが、せめて地底人に救いのある形の結末が用意されていることを祈りながら見ることにしよう。

*1:「種を蒔く男」で那由他さんが悲しんでいたような....なんて書いてもお判りの方は少ないでしょうが。