ハートに命中100%

ということで台湾版のとりあえず第1話を視聴。
日本版のを見たときも思ったが、たぶんこれを初めてテレビで見たとすれば、最初の15分くらいで見るのやめてたな....というテイストだ。シンディの姿が小さくなったと思ったらもう一人シンディが現れて解説したり、街中の看板のイラストが突然人に替わって*1しゃべりだしたり、そしてベッドシーンの強烈な(笑)イメージ映像があったり、とにかくB級感満載なのだ。
しかしそのトホホな感覚を我慢(?)して、シンディがグッチにひどい目に遭わされるあたりから続きが気になってくる。とにかくグッチ(とその連れの女)があまりにも非道なので、こいつらをギャフンと言わせないと収まりがつかない、という気になるのだ。そして思惑通りグッチはギャフンと言わされることになるのだが、このあたりのジェイは実に格好いい。たぶん第1話から最終話まで通してもこのときがいちばん格好良いんじゃないだろうか。その後女の子のいる店で鼻を伸ばしたり、樽に入れられて蹴り落とされたりすることになろうとは誰が想像できようか。
ちなみに日本版DVDではやけにボカシがかっているシーンが多い。別にエッチなシーンというわけではなく、おそらく版権の都合でぼかしているようだ。第1話でもクルーズ船の出港ロビーでボカシのシーンがあり、どうやら何かのキャラクターがグリーティングしているらしかった。香港だからきっとディズニー船でも就航しているのかな、それならきっとミッキーあたりがいるけど版権がうるさいのでぼかしているんだろう、と日本版を見ているときは思っていたのだが、台湾版を見て驚いた! ミッキーとは似ても似つかない、しかし恐らく似せる気だけは少しあったと思われるネズミの姿が! 台湾おそるべし....*2。このDVDの冒頭に「海賊版は作るな」といった注意書きが流れるんだが、どの面下げてそんなことが言えるんだ....。

*1:実はシンディと同じ俳優さんだということにはしばらく気付かなかった。

*2:このシーンの舞台は香港だが、台湾で堂々とテレビ放映していたんだからやはり台湾が凄いというべきだろう。