うちの王子ラスベガスに行く その1

9月の連休を利用してラスベガスに行ってきた。ということで凝りもせずに旅行記をはじめてみようと思う。グアム旅行記も未完、中国旅行記に至っては出発すらしていない体たらくだが、「子連れのラスベガス旅行記」というのはなかなか少ないようなので、今回は頑張って完結させたいところだ*1


話は6月頃までさかのぼる。
その頃までは「ラスベガスに行く」なんてことは全く考えてもいなかった。もちろんプーもそのつもりだっただろう。
そもそものきっかけは、妻が足しげく通っている「マッスルミュージカル」が3度目のラスベガス進出を果たしたことにある。妻はマッスルメンバーの中でもJ氏の熱烈なファンなのだが、ラスベガス公演メンバーにJ氏も選ばれることになり、秋公演以降はJ氏の舞台を見るためにはラスベガスまで行かなければならない、という運びになった。
妻が見に行くならせっかくなので私とプーもついていきたいところだが、いくらなんでも遠いし、そもそも先立つものが....などと思っていたのだが、試みにネットで調べてみると安いツアーなら1人7万くらいのものからあるらしい。それなら何とかなるかも、と思っていた矢先に職場の互助会の積立金の返金とやらで多少まとまった金が入ってきた。本来パーッと使っていい金ではない気もするが、来年以降は仕事の関係でまとまった休みを取れる保証が無いこと、プーが小学校に入ったらそもそも長期旅行が難しくなりそうなことなどを考えると、「今年行けるなら行っちゃうか」という方向になんとなく話が傾いてきた。
幸い家族ぐるみでお世話になっている友人のM氏・K嬢夫妻(以下「MK夫妻」と略す。*2)がラスベガスに何度も行ったことがあるので、妻から「一緒に行きませんか」と呼びかけたところ有難いことに快諾をいただき、一気にラスベガス行きが現実のものとなってきた。
MK夫妻と一緒なら大船に乗ったも同然だ。マッスルのラスベガス公演が9月からということなので9月以降の日程を調整したが、MK夫妻は9月の5連休しか都合がつかないとのこと。ということで日程を5連休と仮決定した。M氏の話では出来合いのツアーでなく航空券とホテルを自力で手配したほうが融通が利くということだったので、海外旅行通のM氏に全て下駄を預ける形で手配をお願いした。しかしこの時点で既に90日を切っており、5連休ということもあってなかなか飛行機のチケットの手配がつかないらしい。最大の原因は我々サイドが「プーが飽きないように席に個別モニターのついたJAL・ANA・SQ(シンガポール航空)のいずれか」という勝手な注文を出していたことだと思うのだが、次善の策として「MK夫妻は19日〜23日、我々一家は20日〜24日、現地合流現地解散」という形も視野に入れて模索することとした。
任せっぱなしでも申し訳ないので少しは自分でも調べてみないと、ということでネットで格安航空券を調べていると、20日出発・24日帰着のNRT*3−LAX*4間のSQ便が手配できそうだ。見てみると「6月30日までにクレジット決済」などと書いてある。今日じゃないか!? 慌ててM氏にメールで相談し、半ばチャット状態でいろいろ教えてもらいながらとりあえずLAXまでのチケットを確保。LAXまでの足が確保できればもはや勝ったも同然、ラスベガスまでの飛行機はいくらでもあるし、万一取れなくても地続きなので最悪バスでも何とかなる。
格安航空券でキャンセル不可なのでこの時点でポイント・オブ・ノーリターン、9月20日から24日までという日程でラスベガス(最悪でもロサンゼルス)に行くことが決定した。そしてMK夫妻も予定通り19日から23日のチケット(SFO*5経由)を確保したとのこと。これで一安心....と思ったがひとつ重大なことに気付いた。我々一家だけでLAXで乗り換えなくてはならないのか? うーん、不安だ....。私は恥ずかしながら飛行機の乗り継ぎを自力でやったことがないのだ*6。まぁ、妻は学生時代のヨーロッパ旅行で何度も乗り継いだらしいから、きっとなんとかなるだろう。
ちなみにチケットを確保した数日後に同じサイトで同じ日程のNRT−LAXの航空券を探してみたところ、全く同じ便で3人合計で10万円以上高い料金が提示された。この値段だとかなり二の足を踏むところだった。航空料金は複雑怪奇だ....。

*1:今回ものすごくお世話になった友人夫妻のためにも。

*2:タクシー会社みたいだ。

*3:成田。

*4:ロサンゼルス。

*5:サンフランシスコ

*6:新婚旅行は添乗員つきツアーだったので、ダラスフォートワース空港では添乗員さんに言われるがままについていっただけだった。