四十弱にして惑う

ブログのタイトルは4年前につけたままなので私ももう37歳になっている。社会人になってからでも15年近く経ち、もう「認めたくないものだな、若さゆえの過ちというものは」などという言い訳は許されない年齢なんだろう。
にもかかわらず、どうもこのところ自分の未熟さを感じることが少なくない。「いい年して何をやっているんだろう」と思うような言動に我ながらへこむことがしばしばだ。
先日妻の親戚筋の法事に出席した時のこと。プーが騒いで迷惑をかけないように我々一家3人はいちばん後ろに陣取っていた。お坊さんがお経を唱えている間に回り焼香が始まり、焼香台が回ってくる。もちろん回り焼香自体は何度も経験しているのだが、今までは右から来たものを左に受け流すだけだった。しかし今回はいちばん後ろに陣取ってしまったので、次に回す人がいない。これってどうすればいいんだ? セレモニーホールのようなところではよく葬祭社の職員が取りに来てくれていた覚えがあるが、家での法事なのでそんな人もいない。困っていると少し前に座っていた年配の女性が「あっちあっち、○○さん(←喪主)のとこ」と前方を指差している。しかし妻の親戚筋でこの日初めてお会いしたばかりなので、どの方が喪主なのかもよくわからない*1。とりあえずお坊さんのすぐ後ろの列のいちばん近い人に渡せばいいか、と思って前を見ると、そこには子供が座っている。あわわわわ....。
結局まごまごしている私を見かねた見知らぬ年配の方が喪主のところに持って行ってくれたのだが、さすがに我ながら恥ずかしかった。こんなことではいかん....。あと3年くらいで「惑わず」の域に達するのは到底できそうもないが、せめて年齢相応の立居振舞いができるよう心がけねばなるまい。

*1:ギリギリに到着したので事前にご挨拶も出来なかった。