プー、５歳の日に
今日はプーの５回目の誕生日。私くらいの年になると誕生日といってもあまり感慨はないのだが、プーは誕生日が嬉しくて嬉しくて仕方ないらしく、ずいぶん前から「あと○○日するとぼくのたんじょうび！」「あと○○日でぼくは５さい！」などと楽しみにしていた。
今年は折悪しく平日だったので先日の週末に一足早く誕生日プレゼントを贈呈。私からはプーのリクエストにより「ゴセイジャー」のおもちゃ、妻からはサッカーボール*1。そして私の実家からは「プーが欲しいものを」ということだったので、これも本人のリクエストで別のゴセイジャーのおもちゃ、さらに妻の実家からは「プーが喜びそうな本を」とのことだったので子供向けの図鑑....。どれだけ恵まれているんだ今の子供は。
そして今日は残業もそこそこに早めに切り上げ、予約していたゴセイジャーのケーキを受け取って帰宅してささやかなパーティ。夕食の直前あたりにチャイムが鳴ったので出てみると、同じマンションで保育所でも同じクラスのお友達が「おたんじょうびおめでとう！」と可愛い花束を持ってきてくれた。本人同士は「きょうあそびにおいでよ！」と勝手に話をつけていたようだが、さすがに双方とも共働きなのでそうはいかずプレゼントだけということになったらしい。ありがたいことだ。ほんの２日前にはこのお友達に突然叩かれてプーは泣きながら「○○くんのばかー！」などと言っていたんだが、あっという間に仲直りしたようだ。
さて５歳になったということで例によってこの１年を振り返ってみる。身長は１０５センチ程度、体重は１７キロ弱。１年で５センチくらいしか伸びていないのが気になるが、それでも着実に大きくなっている。そして内面の成長はあいかわらず著しい。最近は思いやりの心も目覚めているようで、朝トイレに行くために私を起こしてしまったときなどは*2「おこしちゃってごめんね」などと謝ってくれる。もしかしたら私がよほど不機嫌に目を覚ましているのかもしれないが....。
話をしていてもだいぶものの道理や筋道というのがわかってきているように思える。少なくとも理不尽な発言や言動で親をイライラさせることは格段に少なくなった。最近の小言の種はもっぱら「洋服の胸元や袖口を噛む」という癖が治らないことか。服は伸びるしつば臭くなるので、あれは何とかやめさせたいのだが、何か不安でもあるのだろうか。
他の子供を育てたことが無いので比較は出来ないが、ずいぶんといろいろなことを覚えたな、という気がする。今日は紙の隅っこに「１／２」と書いてあるのを見て「いちぶんのに」と読んでいた。分子と分母が逆なのはご愛嬌だとしても、そんな概念を理解しているのだろうか？
覚えるといえば、去年の今頃得意だった国旗や首都を覚えることにはすっかり興味を失ってしまったらしい。最近は聞いても教えてくれないので、今でも覚えているのかどうかは謎だ。しかしまぁ、たとえ全部忘れてしまっていたとしても、３歳から４歳のあの時期に脳を活性化させたことは無駄ではなかった、と信じたい。
困ったことは読書をほとんどしなくなってしまったことか。いや、していることはしているんだが、キングダムハーツやファイナルファンタジーの「アルテマニア」シリーズばかり読んでいる。ゲームが大好きで、今は１日１時間という約束で*3「ファイナルファンタジー?−２」をやっている。もともと「ディズニーシンク」というクイズのゲームを買ってきたのが始まりで、ディズニー問題がたくさん出るので「ディズニーに親しませる」ということで「キングダムハーツ」シリーズをやらせてみたら「ファイナルファンタジー」に移行してしまった次第。ゲームそのものを悪く思うつもりはないのだが、ゲームのしすぎで他のことをやらなくなってしまうのは避けたいと思っている。
もっともそれなりに本人なりに努力はしているようで、「しまじろう」のキッズワークは頑張ってこなしている。ひらがなは、全部とは言わないが多少は書ける様になったようだ。カタカナはまだまだらしいが。その他水泳教室のほかに体操教室とヤマハも始めたが、いずれも頑張って続けている（ヤマハの宿題はややサボり気味だが）。
この１年はとにかく大病も大怪我もせず*4、健康で過ごしてくれたのは何よりだ。
それにしても５年というのは長かったような短かったような。赤ちゃんのころの可愛らしさはもう見ることはできなくなってしまったが、今の時期は今の時期でやはり特有の可愛らしさがある。あと２年もすれば小学校に上がり、今の可愛らしさも見られなくなってしまうだろう。今しか味わえない「５歳児との日々」を満喫していきたいものだ。
