はじめての海外旅行 その3

旅行の前の週に「クイズサークル博覧会」があってその準備などでバタバタしており、その後は仕事などもあって本当の直前まで何もせず、実感がなかなか湧かなかった。結局荷造りを始めたのは出発の前日。出張直帰にかこつけて早めに帰宅したもののプーが寝付くまでは何もできず、プーが寝るのを待って新婚旅行で使ったスーツケースい荷物を詰めていく。プーの着替え、プーのオムツ、プーのおもちゃ....プーのものだけで半分くらい塞がってしまった。特にオムツは、万一現地で腹でも壊したら大変なので多少多めに持っていくことにしたんだがこれが場所をとるわとるわ。仕方が無いので私と妻の荷物は必要最低限としたが、家族3人でスーツケース1つにデイバッグ2つ、さらに妻がポシェット1つという、3泊4日とは思えない大荷物となった。
そしていよいよ出発当日。フライトは10時の予定なんだが早めにチェックインすれば4人まとまった席がとれる可能性が高い、ということで、受付開始の7時15分までに到着するように早めに行くことにした。5時20分に起床し前日買い込んでおいたおにぎりで朝食を済ませ、プーを起こして身支度。6時頃に始発電車でやってきた妻の両親が到着し、戸締り等を十分確認していざ出発! 朝も早いというのに高速道路に落下物があったとかで若干混んでいたが基本的には道もスイスイで、7時頃には無事空港着。やっぱ荷物が多くてプーもいるとなると車が楽だな〜。5人乗せて荷物を積んでも十分余裕があるし。空港で民間駐車場の人に車を預け*1、コートを車に脱ぎ捨てて出発ロビーへ。
空港に来るのは3年前の台湾旅行以来かな? あまり飛行機に乗る機会もないので空港の独特な雰囲気は何度来てもわくわくする。特に出発予定便のボードを眺めるのが好きだ。この成田からひっきりなしに世界のあちこちに飛行機が飛んでいくかと思うと、一種の憧憬にも似た気持ちが芽生えてくる。とはいえプーを連れてそんな悠長にしていられるわけもなく、早速JTBのカウンターで航空券を受け取りチェックインカウンターへ。私のスーツケースだけを預け、子供連れということを話してスクリーンの前の4列並びの席*2を用意してもらう。搭乗手続きまではまだ2時間近くあるので、とりあえず出発ロビーに陣取って妻の両親は朝ごはん*3。その間に私と妻とで代わる代わるプーが歩き回るのに付き合う。私は空港内の売店やら何やらを冷やかすのも好きなんだがプーはそんなことお構いなしだ。しかしできればプーには飛行機の中で寝てもらいたいので今のうちにどんどん歩かせて疲れさせる必要がある。
しばらくプーも歩き回り、その間に代わる代わるドルへの両替を済ませる。出国ゲート通過後のサテライトにキッズコーナーがあるので少し早めに出国手続を行うことにしたが、既に長蛇の列。この時点でまだ飲み終えていないペットボトルが2本あったのだが、捨てるのが惜しいので荷物チェックの係員に聞いてみると「搭乗手続きまでには飲み干してください」とのこと。あと1時間足らずだが....。そして出国審査の列に並んでいるときに恐れていた事態が起こった。そう、早起きしてさんざん走り回ったプーがいよいよウトウトしはじめてしまった。キッズルームに着くまで起きていてくれれば....という願いもむなしくすっかり眠りこけてしまい、しかも我々の搭乗ゲートはサテライトではないようなのでキッズルーム行きは断念することにした*4
とはいえキッズルームに行かないとなると搭乗まで思いのほか時間がある。そして案の定、オムツを交換*5しているうちにプーが目を覚ましてしまった。早速広い廊下に興奮して走り回るので動く歩道などで遊んでいるうちにようやく搭乗の時刻。2本あったペットボトルのうち1本を大急ぎで飲み干し、1本は泣く泣く捨てていざ搭乗! ということで続きは次号。

*1:空港まで車を取りに来てくれて、帰りも車を届けてくれるのでこれまた非常に楽。

*2:知っている人には今更だが、スクリーンの前の席は前の座席がない分空間が広いので、子供を膝に抱いたりするときにはこの席を手配してもらえることが多い。

*3:こちらもおにぎり。

*4:搭乗ゲートが想像以上に遠かったので、キッズルームに行っていたら戻ってくるのが大変だったと思われるので結果的にはこれでよかったかもしれない。

*5:成田空港のトイレは男性用でもオムツ交換のスペースが用意されていて非常にありがたい。